一狼一竜ガンダー
※昨年12月の構築をリメイクしたものとなるため振り方が現環境を想定されていない可能性があります!
(まあ、元のやつ記事書いてないけど...)
ジャガイモを焦がしたら母親の味になりました。
複雑な心境です。
こんばんはがんだーです。
今回の構築はこちら!
男1女2
最終日最高は171位の1930くらい?最終は359位でした...
犬派なのでルガルガン入りを考えていたのですが(?)、昨年捨てた構築に上手く刺さることを閃きこのようになりました。本当に猫派じゃなくてよかった。
構築経緯
サンダーの初手珠ダイジェットがまだ流行っていた2シーズン目。私は「それに対して後出しじゃんけんでダイマックスを切ることができるポケモン」を探すことにしました。
「サンダーの上から瞑想ができ、十分な特殊耐久と撃ち合い性能を備えたポケモン」を探したところ該当したのがこちら
ヒヒーン。レイスポスでした。瞑想を積む事で珠ダイジェットを5割程度に抑えるため、ダイマックスの切り返しで十分に勝つことができます。またその数字の高さとタイプから当時流行っていた瞑想アシパ勢などにも強いということで採用。
一方で当然ウーラオスやドラパルト、ミミッキュ、素早さを落とした関係でエースバーンなど高火力物理アタッカーに弱くなってしまいました...この辺を誤魔化したい...
〜余談 大事なことだけどね〜
ここでちょっと大事なことを書きます。「ドラパミミウーラオスエースバーンあたりのヤバイところ」というのは
・高い対面性能を誇り、
・受け出しをほとんど許さない
所です。つまり
・上から殴り無償突破をさせない
・後続の先制技等で縛り、実質1:1交換を続ける
を徹底すればそれほどこれらが重くなることはありません。立ち回りで誤魔化せるくらいにはなります。これを意識して奴らの対策枠を組みました。
〜閑話休題〜
そうして12月に組み上がったのが残りの
ガラルサンダー
という5体。
しかしドサイドンは上記の条件を全く満たしません。例えばHP1のA+2ミミッキュと対面しても次の何も耐えないくらい削られたり、最悪負けたり。サンダーにもゴリ押しされるレベル。HP50とかのドサイドンってほぼ死んでるんですよ。
その辺が原因で解散したはずの構築でしたが、全てを上から縛る
たそがれルガルガン
の存在に気付いてしまったため緊急招集。
そうして出来上がったのが「マヂカルラブリーの野田じゃない方」みたいなパーティ。しかし私の冠環境における、いや、8世代における最高傑作と言って差し支えありません。
それでは、単体解説です。以下常態。
単体解説
ブリザポス(死)
たべのこし
くろのいななき
205-×-80-165-129-171
素早さはウツロイド抜き。CSに注目されがちだがこのポケモンは特殊耐久が中々に高く、上から瞑想を積むことで対面からほぼ全ての特殊アタッカーをシャットアウトすることができる。目安としては+1でレヒレのムーンフォースを身代わりが耐える。そしてシャドーボール1ウェポンながらこのポケモンは殆どのポリゴン2に有利だ。カモがネギを背負ってやって来るとはこのことだろう。いくつものイージーウィンを生み出してくれた。
そして無振りでもCSドラパルトに匹敵する火力を誇り、安易な受け出しを全く許さない。相手を倒してしまえばさらに火力がビーストブーストする。
加えて嬉しいのがゴーストタイプでありダイナックルを許さない点。ダイホロウと合わせて後続の撃ち合い性能を非常に高めてくれる。それでは技解説へ。
めいそう
採用理由。蝶の舞の下位互換だがそんなものを打てるポケモンはダイジェットで粉々になる。
おにび
物理対策にして超高火力技。レイスポスが一生居座る前提ならば無限ダメージを叩き出すことができる。この技のおかげでポリゴン2に対してTODを仕掛けることも十分に可能。
火傷でウーラオスの暗黒強打は9割くらいに抑えてくれる。ミミッキュの影打ちに関しては身代わりが耐える。
ちゃんと個体値を粘れば火傷した一致イカサマも身代わりが耐えてくれるのだが、普通に妥協しているのでウチのは耐えない。困らなかったしセーフ。
P.S.ある程度粘ってたみたいなのである程度耐えてくれた。試合に全く影響しなかったが...
みがわり
当初は挑発だったが、別に起点になるポケモンではないため交代にも強く刺さる身代わりに変更。
ポリゴン2は鬼火だけで崩せるのでゴースト技1ウェポンでも全然大丈夫。毎試合瞑想で+6になるわけでも無く普段からちゃんと撃てるシャドーボール以外ありえない。
ダイホロウにして撃つことで後続のルガルガンでの詰め筋も強力にすることができて非常に噛み合いが良い。例えば、ミミッキュの皮をダイホロウで剥がせばアクセルロックで高乱数1発となる。
ルガルガン(たそがれ)
こだわりハチマキ
かたいツメ
150-169-85-×-86-178
たそがれのすがた。
構築の救世主。アクセルロックでエースバーンが確定一発の怪物。レイスポス自身がある程度ダイジェットを許してしまうこともあり、それを死に出しから破壊できるのが非常に強力。
ダイジェット耐性と合わせると低耐久すらも強みたりえる。相手に余計な積みをさせない強さだ。ダイジェットをしてアクセルロックで縛られるか、ダイジェット以外をして素早さを上げずに切り返されるかの2択を迫ることができる。
一方襷カウンターなどという紛い物が流行りすぎたせいで、ルガルガン→パンプジンの交代で誤魔化したいランドロスのダイマックスでしばしばダイジェットが飛んできてしまう。バカ犬。
僕はこのポケモンがハッピータイムZをしていた頃(いつ?)から好きだったから、前期のパルスワン?とかいうクソバカチワワに比べても本当に強く使えて嬉しかった。
アクセルロック
本体。エースバーンを確定1発に沈められるのは直前のパンプジンが飛行や炎技以外の行動を許さないためである。特化だとサンダーも縛れたりするが素早さは大事。ほぼ陽気一択だろうと考えている。
地味に命中安定の岩技は珍しく、重宝する。使っていると岩技に命中率をあげてはならないことがよくわかる。
かたいツメ補正込でその指数はストーンエッジを超え、メインウェポンとなる。実際私が目をつけた理由もこれによって岩<格闘<飛行の三竦みから逸脱していると考えたからだ。H振り程度のポリゴン2は高乱数で飛ばせる。砂込みで確定。
鉢巻=タイプ一致、硬いツメ=珠なのでバシャの珠インファみたいな火力が出ていると思ってくれれば。ウツロイドだけでなくガンダーとも役割集中をかけられるのが優秀。
レヒレとかに対して拘る技で、ここの枠は岩雪崩とかでもよさそう。妖怪クソ外しは結構やられたけど所詮ストーンエッジ、8割で勝てるならと割り切った時にしか打たないし。まあ使ってても岩雪崩よりはずっとつよいとおもいました(適当)
ダイマ技で特防上昇が狙えるためそれ用としての意味合いが大きい。
火力は大体アクセルロックの2倍。上を取られている場合、基本的にアクセルロックで良い事は覚えておきたい。
半分はダイウォール用。詰めの段階で裏に向かって使ったりステロを絡めた崩しが必要になった時のためのステルスロックで、タスキとか潰せばいいってものではない。
サンダー(ガラル)
ラムのみ
まけんき
165-177-110-×-111-167
今回はラム挑発らいめいげり。11月のやつと比べると主役度合いが落ちていて非ダイマックスで殴り合う回数が多いのと、ルガルガンへ繋ぎやすいあたりから遂に雷鳴蹴りを採用。ついでに挑発を入れる事でドヒドイデあたりの崩しも任せることができる。
らいめいげり
防御100%ダウンの乗った専用格闘技。とても強い(適当)。上でも書いた通りルガルガンに処理を任せることができるためかなり積極的に撃てる。
昔はインファイトの方が強いみたいなことも書いたけどそれはウツロカグヤの特殊が後続にいたりの理由もあったため...嘘はついていない。インファイトばっかり撃ってたせいでガラルサンダーってこんなに硬かったんだ、と改めて実感。
あとインファイトと比べるとポリゴン2に勝ちやすくなったかも。受け全般をめちゃくちゃに崩してくれる。
さすがにこちらは威力重視で。特に語ることもないけれどやはりダイマックスに向かって自主退場できるのが強力だなと。
ちょうはつ
ドヒドイデ絡みをかなり強めに崩すことができる。黒い霧も再生もできず、熱湯で焼いてもラムのみ。カバルドンにも強く出られて良い技だったのでテンプレに入るほどもう少し採用率が上がってもいいと思う(まず、ポケモン自体の採用率が低いのだが...)。
ビルドアップ
らいめいげりになってこちらの技も使いやすくなった。悪ウーラオスを起点にできるのはコイツくらいのものだ。空を飛んだり飛び跳ねたりする奴らを相手取れたりもする。
ウツロイド(ポケモン)
パワフルハーブ
ビーストブースト
184-×-78-169-151-170
いつものSブースト残りB。サンダーやミミッキュにも十分強く、鋼タイプ以外の繰り出しも許さず、裏のスカーフ持ちすら無視できうるなどやはり私はこの環境におけるウツロイドを高く評価している。
ルガルガンもいるのにウツロイド。一見非合理的に見えるが役割集中をかけたり、逆に役割集中を回避できたりと全然悪くない。
メテオビーム
いつもの。1発目に限れば抜群ヘドロ爆弾=等倍メテオビームである。そこまでダイマックスに依存していない構築なので、ドリュウズやナットレイ以外のサイクルに対しては岩技を残す発想はあまりせず適当に振り回すのが1番強い。いざとなれば2発目も全然撃てるし。
いつもの。カイリューやミミッキュ、ポリゴン2に毒が入るととても美味しい。ダイアシッドで積み技たり得るのが強力すぎる。
ドサイドンやラグラージ、カバルドンなどを相手取れるようになる。ダイマックスには無効だが今期は「まあその辺がダイマックスするなら裏で勝てるし」みたいな構築になっているのでダイソウゲンにはしなかった。
みがわり
前期(前々期だっけ?)にも流行ったステルスロックはウツロイドから一回引ける構築が、ウツロイドで3タテを目指せる技であって、裏がガリガリの場合は対面性能を引き上げられるこちらが優先された。ミミッキュのゴーストダイブやそれこそラグラージなどのダイマックスを流せるパワーがある。
パンプジン(特大)
はみ出しすぎる特大サイズ
ふみん
フィラのみ
192-121-191-×-95-74
冠ルールも終わりだ、仕方ない、公開してしまおう...圧倒的物理耐久を誇るポケモン。なんとエースバーンの珠火炎ボールも確定耐えする要塞である。カミツルギやウオノラゴンや水ウーラオスも全て破壊することができる最終兵器だ。ドリュウズやガブリアスもその気になれば頑張れるらしいが、しかしその程度の理由で採用されたわけではない。
遅いためナットレイのジャイロボールを鬼火フィラで8回十分に耐えてやどりぎもボディプレスも無効化。非接触のポルターガイストと鬼火の定数ダメージでシャットアウトする。不眠のためラグラージやカバルドンにも圧倒的有利を取り展開を許さない最強ポケモンなのだ。なぜランキング圏外なのか疑問で仕方がない。
素早さを下げることでラグラージの下を取ることもできるが、カバルドンやドサイドン、ブリザポスを抜いていることが偉かったりそもそもラグラージに鬼火を入れたかったりするため腕白にしておいた。
回復ソースにして超高火力打点。自身の回復も勿論だが裏の繰り出し回数が1回増えてパンプジンのそれと釣り合ったりするので割と必要。ポリゴン2なんかとサイクルする時もレイスポスが無償降臨できたりする(ゴースト技1ウェポンでもポリゴン2に投げるのだ...)。
最高打点?にして非接触のウェポン。通称ポガイ(類語:ポケモンガ○ジ)。ナットレイの鉄のトゲにも触らないのが採用理由だったが、カイリューなどに対してダイホロウ化してルガルガンで縛る動きや、交代際の持ち物確認などもできて非常に強力な技だった。
持ち物を消費されると途端に何もできなくなるので白いハーブポットデスあたりには注意したい(何語?)。
おにび
混乱実と鬼火の相性は非常に良い。ギリギリ倒せるかと思っている相手を鬼火→フィラ→やどりぎで受け切ってしまうことも珍しくない。レイスポスと2人で撒くことで立ち回りも緩くなって良い。
かげうち
地雷技。パンプジンと言えばかげうちなんですけどね(参考文献:パンプジンと砂について)。
ルガルガンの攻撃は襷などでミリ耐えされることもあり、そうした場合ルガルガンは結構死ぬので無償突破できるこの技は非常に偉い。これがなければウーラオスの暗黒強打を1発受けているわけなのだから。
カイリュー(ポケモン)
マルチスケイル
197-172-146-120-120-90
エースバーンやウーラオスに後出し可能な数少ないポケモン。紆余曲折を経てこんな感じに落ち着いた。
当初はHBブーツ竜舞ウィング逆鱗みたいなことをしていたが結局竜舞しても何も抜けなかったり、羽してるうちにブリザポスやらポリゴン2やらが出てきて何もできなかったり。
積んで殴ることが生涯できないと感じ次は物理技に拘ることを諦めた。エアスラ冷ビみたいなものを使ったがコレも違う。結局負担がかからず、上から下から好き放題される。
そこで思い切ってダイジェットを放棄した。素早さに振る義務から攻撃を上げられないのが本末転倒なのだ。神速に魂を込め、ゴツゴツメットで必ず負担をかけて徒なサイクルを終わらせる。コレがハマった。例をあげてみよう。水ラオスに繰り出すと1サイクル目で半分削ることができる。削れるのだから直後スカーフのダイアイスに対してもウツロイドのダイソウゲンで切り返すことができるようになる。つまり繰り出し後の羽休めが安定し、そしていつか撃たれるれいとうパンチについても神速で相打ち以上に持ち込むことができるようになったのだ。
削り残しを許さない最速の先制技。これがあれば命中込み7割くらいでまさかのフェローチェに対面で勝つ。乱数次第ではトリプルアクセルの3回目を食らうがそれでも相討ちにはなる。
じしん
一応最高打点。ダイアース化すれば要塞ついでにダウンロードで特攻を上げさせないこともできる。サンダーの羽に向かっても撃つことができて再生を許さない。マンムーの範囲が弱いわけないね。
ランドロスの威嚇もサンダーやカイリューのアッキも貫通する役割破壊両刀。定義に従うなら重火力両刀の可能性がある。
はねやすめ
誤魔化し技。暗黒強打に対してこれを連打していれば無償突破ができる。
本当に申し訳ないことに素早さ実数値が90であり、エアームドに同速対決を仕掛けて上から下から好き放題させていただいた経験がある。
本当にヤバいポケモン一覧
ブリザポス
・1人残らずワンパンされる。鬼火の入ったブリザポスとレイスポスがいい勝負をする。
・氷物理打点がただただ重い。
・物理氷打点が重い、マジで。
・素早さ110以上は上から殴る機会に欠けがち。
ドラパルト
・ダイマックスを切り合うならばガラルサンダーが有利だが普段は誰一人勝てない。
・ダイホロウを撃つならガンダーで処すよ〜wって真顔のままシャドボを撃つ。
オーロンゲ
・なんか知らんが死ぬほど刺さってる。ウツロイドで頑張る。コイツが1番ヤバいのに壁貼ったりしてくれていつも助かってる。
・交通事故で壊すしかない。氷物理打点が重いと言っているでしょう。
・蜻蛉返りを含めて繰り出しがほとんど成立しないのがヤバい。
・こう...ルガルガンのアクセルロックとかでうまいこと...
レジエレキ
・地面枠とかそういう概念が欠落している。実際電気の一貫はあまり切らなくていいと思っているが、コイツだけは冗談になってない。
・レイスポスが10まんボルトを2耐えしてくれるのであとは気合いと根性。
・構築に一切の打点がない。サザンガルドまでやられてしまった日にはカイリューで逆さバトルを仕掛けるしかなくなる。
感想
テッカグヤは全員パワハメテビだしポリ2は特化アナライズだしそんな感じに終盤は火力環境になってしまったねえ。組んだ際に想定していた火力から離れてしまったのが敗因だろうなと。
とはいえ奇跡的なバランスで構築がうまく成立してたのは面白かったです。来シーズンはダイマックス禁止ポケモンユナイト可能ということで来期もサンダー狩りを楽しんでいきたいと思います!長々とお読みいただきありがとうございました!
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