【最高1941】絶望の竜巻旋風脚
S14お疲れ様でした。絶望したのは僕です。
猫/恩返し/膝/石火
ショック/瞑想/身代わり/羽
毒/挑発/凍風/熱風
ドヒドイデ@くろいヘドロ
熱湯/再生/毒/黒い霧
ギルガルド@たべのこし
シャドボ/毒/キンシ/身代わり
スケノ/放射/ドレパン/ステロ
今期使用した並びがこちら。前期と1体も被ってなくて良いですね。
構築経緯
特性"さいせいりょく"によって実質ノーダメージの受け出しを繰り返す"再生力ループ"の完成を目指しました。
ヤドラン+モロバレルはその代表例。しかしボーマンダがすてみタックルをした後りゅうせいぐんを撃つ現環境でヤドランは難しく、種族値の低さを実感することとなってしまいました。
そこで「上からの技範囲で縛ること」で擬似的に受けの範囲を広げることとし、霊獣トルネロスの採用に至りました。裏はトルネロスの対地面性能を信頼したドヒドイデに決定。
メガシンカはミミロップとラティアス。これらの採用理由は以下の通り。
まずミミロップについて
1.毒との相性が良い
受けが毒を撒く場合、いかにしてその時間を稼ぐかということが重要。猫騙し+上から1発ができるミミロップはそれによって多くの中〜高速アタッカーを倒すことができます。ミミッキュなども毒が入れば皮の上から猫+恩返しで大体倒せるのが魅力。
2.独自の耐性を持つ
ミミロップのノーマル・格闘というタイプは珍しく「ゴースト無効、岩悪半減」というもの。これによってバンギラスやギルガルド、ミミッキュの行動を牽制して、ドヒドイデでの詰めをより強いものとしています。
この辺でしょうか。あとはミミロップと受けの相性が良かったり。ミミロップ軸に足りていない崩し性能を再生力によるpp枯らしで補完しています。
これらで勝てないのは「ミミロップで倒せず、受けを突破する」ポケモンでここにはルカリオ、ボルトロス、ウルガモス、バシャーモ、カプ・レヒレなどが当てはまります。これらに強く出られるのがメガラティアス。ドヒドトルネに一貫するでんきタイプをほぼ全て受けきることができます。
ここまでで絶対に勝てないカプ・テテフに絶対勝つための穏やか残飯ギルガルドを採用。
使ううちにミミロップ+受けの弱点として相手の"身代わり"が挙げられたので、優秀な耐性と強力な音技、さらにステルスロックを持ちながらシャドーボールを無効化できるジャラランガをガブリアスやボーマンダより速いスカーフで採用し、6体が完成しました。
個別解説に移ります。以下常態。
個別解説(書きたい順)
性格:おくびょう
特性:さいせいりょく
実数値:159(36)-×-100-158(220)-110-190(252)
わざ:どくどく/ちょうはつ/こごえるかぜ/ねっぷう
調整:再生力最大のHP3n、あとはCS
再生力の中で種族値が高いとか言って採用したポケモン。種族値が足りていない。
グライオンとの大きな違いはとにかく素早さが高いこと。カミツルギ、ボーマンダあたりに抵抗可能な点、タスキを持って強引な立ち回りができる点などがある。
きあいのタスキを再生力で復活させるのがオシャレ。
どくどく
一旦入れれば再生力で回すだけで相手を1匹倒せる必須技。高速ポケモンの身代わりの、その上から毒を入れられるのが強い。
ちょうはつ
身代わり、霧払いあたりとの選択でこちらはジャローダやカバルドンに対して強くなる。剣の舞を止めたり、相手の毒を封じたりと受けにとって嫌な要素を誤魔化す。
こごえるかぜ
対面でアーゴヨンやボーマンダ、ランドロスに100%(命中非考慮)勝てるようになる技。ラティアスの不安な素早さやミミロップを抜こうとする立ち回りなどを全てカバーできる。
ねっぷう
毒の通らないテッカグヤ、ナットレイ、ハッサムなどにうつ技。メタグロスやクチートも確定2発にできるので次の先制技を強要し、裏の後出しを安定させることができる。
アーゴヨンやカプ・コケコが初手zを切ってきて世の人は彼に何の恨みがあるんだろうな、と思った。
・ドヒドイデ@くろいヘドロ
性格:ずぶとい
特性:さいせいりょく
実数値:157(252)-×-224(252)-73-163(4)-55
ねっとう
毒の通らない相手はこれで焼くことで擬似的に同じ詰め筋を取ることができるようになるので、れいとうビーム、ヘドロばくだんあたりと迷ったがこれ。挑発レヒレみたいなのも焼く。
どくどく
トーチカ、どくびしなど選択肢の多い枠であるが特にボルトロス対してラティアスで詰める筋を取りたかったのでこちら。(ラティアスの"めいそう"参照)
特に言うことはないかと。
相手のドヒドイデ固いですよね、僕のより固いんですがどこに振っているんでしょう。
性格:ようき
特性:じゅうなん→きもったま
実数値:141(4)-188(252)-114-×-116-205(252)
ゴーストタイプに最も強いポケモンを探したところ行き着いた。
猫騙しを持ち、素早さと一致等倍範囲を備えたこのポケモンと毒守の相性はよく、「相手全てをミミロップ圏内に押し込めたら勝ち」というのが非常にシンプルな勝ち筋でつかみやすかった。
かげうちやふいうちを怖がらないで済む耐性もgood
不利対面でもメガシンカをして悪、岩耐性をつけられる。加えて今回は毒のダメージが蓄積するという点でターンを稼ぐ技が強くなる。
おんがえし とびひざげり
メインウエポンなのでできるだけ高火力で。ギガインパクトの採用も考えたがスイーパーが一時停止するのが明らかに弱いのと、命中が不安。
れいとうパンチ、みがわりとの選択。アーゴヨンやその他ウルトラビースト、リザードンなどの「突破しながらSを上昇させる」タイプの凍風や黒霧では止められないポケモンに刺さる。
相手視点の勝ち筋が「ミミロップを抜く素早さを確保して受けを突破する」なのに対してこちら視点では「猫石火圏内に押しこむ」とズレるので、この存在によって手前の択にも有利に立てる優秀なわざだった。
身代わりがないのでギルガルドに向かっては勇気のとびひざげり。耐えられて聖剣。はぁ。
性格:おだやか
特性:ふゆう
実数値:187(252)-×-141(4)-165(36)-211(172)-136(44)
わざ:サイコショック/めいそう/みがわり/はねやすめ
調整は以下の記事参照。無断転載。
http://almond-beginer-1500-ibaru.hatenablog.com/entry/2017/09/12/222245
最強の特殊受け。ボルトロスやウルガモス、コケコレヒレゲコ...etc.と本来見てはいけない奴まで見てたりする。物理もそれなりに固く、優秀な耐性を生かしながら強引に相手を詰めて勝つ。
ワンウェポンで無効を作るのは...?と思っていたが瞑想の積み合いに強くなるこれで。
めいそう
悪巧みは1→2→3→4倍なのに対して瞑想は1→1.5→2倍。後出しで1ターン遅れることを考慮して割り算すれば(特攻÷特防)は2→2→2となり相手がどんな行動をしようと急所以外に左右されず、安定行動での処理が可能だとわかる。
逆に言えば悪巧み側は一定のタイミングで交代すればラティアスに殴られることなく次のサイクルで急所を狙えるので、この辺がドヒドイデの毒々の採用理由に関わってくる。
みがわり
ここは記事の通りリフレッシュとの選択。急所や氷を極力避けたかったのでこちらを採用した。火傷したテッカグヤも起点にできるあたりこちらで正解だったように思うが、裏のマンダ、ギャラなどを警戒したれいとうビームや10万ボルトの採用もあったのかもしれない。
はねやすめ
じこさいせいとの選択。どっちでもいい。
・ギルガルド@たべのこし
性格:おだやか
特性:バトルスイッチ
実数値:
シールド時:161(204)-49-170-78(64)-216(216)-82(12)
ブレード時:161(204)-139-70-178(64)-106(216)-82(12)
わざ:シャドーボール/どくどく/キングシールド/みがわり
シャドーボール どくどく
特にいうことはないです。強いよね。
キングシールド
スリップダメージ下では"時間稼ぎ"の価値が圧倒的に高く、それがすんなりと入れられる、このポケモンの採用理由ともなる技。
みがわり
一度通れば毒の入ってる相手が死ぬ。一撃必殺が33%なのに対して5割(択)でこれが起こせる、と考えたら強いですよね。ヒートロトムあたりでギルガルドを見ようとするとこれに負ける。
火力に少し振ってギリギリ倒せる範囲を作ってたポケモンだが、最近はミリ耐えされることが増えた。
性格:おくびょう
特性:ぼうだん
実数値:151(4)-117-145-152(252)-125-150(252)
わざ:スケイルノイズ/かえんほうしゃ/ステルスロック/ドレインパンチ
身代わりに対して凍える風、猫騙しなどが無力なので強力な音技持ちを採用。シャドーボールなどにも繰り出せてゲンガーやギルガルドにも強く出られる。対オニゴーリ性能もそこそこ。
採用理由。威力が高く、ドヒドイデを突破するドラゴンタイプのSが上昇していないように立ち回ればこれで勝てる。
多くは撃たないがオニゴーリへはこちらの方がダメージが出るので対策とするなら持つべき。
バンギラスなどへの打点やHP管理として下降物理、必要な時以外撃たないので火力が低すぎるのはそこまで気にならなかった。
毒、pp枯らしと相性のいい技で交代させるだけで勝てるという技。単純にミミロップのような高速アタッカーと相性が良い。
感想など
インフレシーズンで僕の親友も初2000、2100を達成していてとても嬉しいシーズンでした。本当におめでとう!
長いシーズンだから序盤は好きなように潜るかなぁと思っていたらいつのまにか終わってしまっていましたね...
普段使い慣れていないポケモンで組もうと試行錯誤するのはそれ特有の面白さがあってとても楽しかったです!こんな鳥二度と使いません!w